【トランペット】「努力」を「脱力」に変えたら音が変わった!生徒さんが掴んだ「上達の極意」!

2026.05.13
ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

こんにちは、新山トランペットレッスンの新山です! 今日もブログを覗きに来ていただき、ありがとうございます。

今回は、僕のレッスンに通ってくださっているある生徒さんが、練習の中で掴み取った「上達の本質」を素晴らしいレポートにまとめてくださったので、その内容をご紹介したいと思います。

初心者の方はもちろん、経験者の方も陥りがちな「努力の罠」から抜け出すヒントが満載です。「生徒さんはこういう表現をしてくれました」というリアルな言葉を交えながら、トランペットがもっと楽に、もっと楽しくなる考え方を深掘りしていきましょう。


1. トランペットの命は「だし」と同じ。まずは「音色」を極める

僕がレッスンで常に伝えているのは、「まずは音色を大切にしよう」ということです。 生徒さんはこの重要性を、「歌なら良い声、美味しいラーメンなら『だし』が命みたいなもの」と、非常に的を射た表現をしてくださいました。

音色と一口に言っても、ジャンルや好みによって正解は様々です。しかし、共通して言える「良い音色(人が感動する音色)」の条件とは、「最低限の息で吹けていること」に尽きます。これが、聴き手を感動させる心地よい音色の条件です。

多くの人は、良い音を出そうとするあまり、体にグッと力が入ってしまいます。ですが、生徒さんもレポートで「力みが入ると、ゆとりのある心地よい音色にはならなくなる」と気づかれた通り、奏者が楽な状態で吹いてこそ、聴き手も心地よく音に浸ることができるのです。


2. 楽に吹くための「音域拡大」という先行投資

「音色を良くしたいのに、なぜ高い音の練習ばかりするの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。 その理由について、生徒さんは「開脚を180度にするために、毎日少しずつ可動域を広げていくようなイメージ」と表現してくれました。

もし180度開脚ができる柔軟性があれば、90度開くなんて造作もないことですよね。 トランペットも同じです。上の音域を広げる練習を積み重ねることで、結果として「真ん中の音域を最低限の力で、余裕を持って吹ける状態」を作るための「先行投資」なのです。

この「余裕」こそが、美しい響きを作るための絶対条件なのです。


3. 実践!メンタルを「無」にするための脱力メソッド

生徒さんが自ら試行錯誤し、僕のレッスンでのアドバイスを自分なりに昇華させて辿り着いた「脱力するための練習法」が本当に素晴らしいので、詳しくご紹介します。

① 「昨日の自分」を探さない勇気

ニイヤマッスル
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練習を始めるとき、つい「昨日はどうやって吹いたっけ?」と正解を探してしまいませんか?

しかし生徒さんは、「頭で考えると体もアンブシュアも力が入って、脱力できず泥沼にはまってしまう」と分析されました。その日の体調やメンタルをそのまま受け入れ、今この瞬間の自分として吹くことが、実は一番の近道なのです。

② あえて意識を分散させる「ながら練習」

僕のレッスンでも推奨している、テレビやYouTubeを見ながら吹くスタイル。 生徒さんは、これを実践した結果をこう語ってくれました。

「意識が分散した中での練習は雑念が入りにくく、何も考えずに『すーっ』と吹けている自分に気づきました。力みのない伸びやかな音になります。」

「集中しなきゃ!」という真面目さが、逆に体を硬直させてしまうことがあります。あえて意識を散らすことで、脳による過度なコントロールを解除し、体が本来持っている自然な動きを引き出す。これこそが究極の脱力練習です。


4. 即効性と長期的な成長の使い分け

生徒さんは、音色の変化についても鋭い考察をされています。 本番が目前に迫っているとき、「今の自分が持てる技術の中で」という条件付きですが、力加減や息の入れ方を少し変えるだけで、音色は即効的に変化させることができます。

しかし、これはあくまで応急処置。 本当に理想の音色を手に入れ、自由自在な音域を手に入れるには、生徒さんが仰る通り「コツコツとした長期的な取り組み」が欠かせません。「今すぐ変えられること」と「時間をかけて育てること」を整理して練習に取り組む姿勢が、着実な上達を支えます。


5. 最終目的地にあるのは「技術」ではなく「音楽」

音域を広げることも、良い音色を作ることも、すべては通過点に過ぎません。 その先にある最終地点。それは、「その音を使って、どんな音楽をどのように表現するか」ということです。

この生徒さんは、僕のレッスンに来てくださる前、完璧な演奏をする人はたくさんいても、なぜか「何度も聴きたくなる音」に出会えずにいたそうです。そんな中で僕の音を聴き、「一音一音が繊細でシャボン玉のように透き通り、魂が浄化される思いがした」と感じて門を叩いてくれました。

ニイヤマッスル
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これこそが音楽の力です。

技術の先にある、人の心に届く表現を目指して、僕たちは日々「脱力」という名の努力を続けています。


結びに:努力の内容を「脱力」に変えてみよう

最後に、生徒さんは現在の心境をこう綴ってくれました。

「何も考えずに息を吸って、ただ吐いた時に自然に出た音が一番良い。脳とメンタルを【無】にするという努力を練習しているのが現在です。」

「一生懸命頑張る」というステージから、「いかに余計なことをせず自然体でいられるか」というステージへ。 もしあなたが今、練習に行き詰まりを感じているなら、一度その「頑張り」を脇に置いてみませんか?

テレビでも見ながら、ふーっと楽器に息を通してみる。そんな、肩の力の抜けた練習から、あなただけの最高の音色が見つかるかもしれません。


新山トランペットレッスン(トランペット教室) 公式サイト:https://tn-network.jp

対面レッスン:群馬県(高崎・前橋・伊勢崎)のスタジオで直接指導! オンラインレッスン:全国対応。画面越しに、あなたの「脱力」をサポートします。

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