【ネタ作製】面白マウスピースシリーズ①:丸くて超深い!?【UPMAKE:植竹佑太作】

Screenshot

こんにちは!プロトランペット奏者・講師の新山泰規、ニイヤマッスルです。

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

今回は、面白マウスピースシリーズ第1弾です!

トランペットのマウスピースを見ていて、「カップの深さが変わると、音や吹き心地はどう変わるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

マウスピースにはさまざまな形がありますが、数字やアルファベットだけを見ても、実際の吹奏感まではなかなか想像できません。特に、一般的な形から大きく離れたマウスピースは、「本当に音が出るの?」と不安になりますよね。

今回試奏したのは、UPMAKEに企画用として製作していただいた、内側が球体のように深いレジン製の試作マウスピースです。

最初はかなり吹きにくいマウスピースを予想していましたが、実際に吹くと、深いカップならではの柔らかい音色と表現の幅を感じる結果になりました。

なお、一般的なマウスピースの選び方を先に知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【トランペット】自分にあうマウスピースの選び方・見つけ方をプロが解説!

▼今回の内容はこちらの動画でもご視聴いただけます♪

深いトランペットマウスピースとは?

マウスピースのカップとは、唇を当てるリムの内側にある、くぼんだ部分のことです。今回の試作品は、そのカップが一般的なマウスピースよりもかなり深く作られています。

カップの深さは音や吹奏感に関係する

トランペットのマウスピースは、外から見るとどれも似た形に見えるかもしれません。しかし、内側のカップや、その先につながる部分の形によって、息を入れたときの抵抗感や音色の印象が変わります。

今回のマウスピースは、動画内でも「底が見えない」と感じるほど深く、内側が丸い球体のような形に作られていました。

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

そこが見えない。ブラックホール。

V字ではなく、丸く深い形状

動画内では、単純なV字型ではなく、U字のまま奥へ深く入り、内側が球体に近い形になっていると説明されています。

一般的な製品の分類や正式な寸法を解説する動画ではなく、今回は企画用に作られた試作品です。そのため、既製品の特定モデルと単純に比較するのではなく、極端に深い形状を実際に吹いたらどうなるのかを楽しむ検証として見てください。

今回の試作品の主な特徴は、非常に深いカップ、球体に近い内側の形状、レジン素材の3点です。

深いマウスピースを実際に吹いてみた感想

吹く前は、「音にならないのではないか」「かなり特殊な音になるのではないか」と予想していました。しかし、実際の第一印象は、その予想とは異なりました。

最初から簡単に音がまとまったわけではない

最初に息を入れたときは、すぐにいつもどおりの音が鳴ったわけではありません。息の音も混ざり、通常のマウスピースとは違う反応がありました。

ただし、少し吹いて感覚を探っていくと、徐々に音がまとまり始めました。特殊な見た目だけを見て「これは吹けない」と判断するのではなく、実際に息を入れて反応を確かめることの大切さが分かります。

サブトーンのような息を含んだ音色

試奏中には、息の成分を含んだ、サブトーンのような雰囲気の音も出ました。ここでいうサブトーンとは、輪郭がはっきりした強い音とは異なり、息が混ざった柔らかい印象の音です。

もちろん、深いマウスピースを使えば必ず同じ音になるとは限りません。奏者の吹き方や楽器との組み合わせによっても、実際の音は変わります。

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

めちゃめちゃいい雰囲気が出ています。

今回の試奏では、明るく鋭い音を出すための道具というより、息を含んだ柔らかい音や独特の雰囲気を楽しめる印象がありました。

慣れてくると表現の選択肢が増えた

吹き続けているうちに、最初に感じていた違和感は少なくなり、音色の変化を楽しめるようになりました。

動画内では、深さがあることで、さまざまな表現ができるような、音色を強く制限されない感覚についても話しています。

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

深いから、いろんな表現ができる感じがあります。

深いマウスピースで感じたメリット

今回の試奏で特に印象的だったのは、柔らかい音色と、音色を変化させる余地です。ただし、ここで紹介する内容は、今回の試作品を吹いたときの感想です。

柔らかく雰囲気のある音を作りやすかった

深いカップへ息が入ることで、強く輪郭を出すだけではない、柔らかな響きを作ることができました。

演奏する曲や場面によっては、このような少し息を含んだ落ち着いた音色が、表現のひとつとして生きる可能性があります。

吹く前の予想を良い意味で裏切られた

見た目が極端なため、最初は企画として面白いだけのマウスピースになる可能性も考えていました。しかし、実際には演奏に使える音が出て、慣れてくるとさらに良い印象へ変わりました。

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

思っていたより、全然いけました。

マウスピースは見た目やスペックだけでは、実際の音と吹奏感を判断しきれません。可能であれば、楽器に装着して、自分の息と唇で確かめることが重要です。

深いマウスピースの気になる点と注意点

今回の試作品には面白い魅力がありましたが、深ければ深いほど優れているという意味ではありません。マウスピースには、それぞれの奏者や演奏内容との相性があります。

慣れるまで反応をつかみにくいことがある

普段使っているマウスピースと形が大きく異なる場合、最初から同じ吹き方で音がまとまるとは限りません。今回も最初は息の音が混ざり、反応を探る時間がありました。

新しいマウスピースを試すときは、一音吹いただけで結論を出さず、無理のない範囲で息の入れ方や音の反応を確認しましょう。

疲れたときの吹き方にも注意する

動画内では、疲れてきたときに口の開き方が変化すると、扱いにくさが出る可能性についても触れています。

吹き始めに良い音が出たとしても、長時間演奏したときに同じ状態を維持できるかは別の問題です。購入や本番での使用を考える場合は、短時間の試奏だけでなく、疲労したときの反応も確認するとよいでしょう。

唇や口まわりに痛み、しびれ、強い違和感が出た場合は、無理に吹き続けず練習を中止してください。症状が続く場合は、医療機関などの専門家へ相談しましょう。

特殊なマウスピースだけで上達するわけではない

マウスピースを変えると、音色や吹奏感が変わることはあります。しかし、新しいマウスピースへ交換するだけで、演奏上の悩みがすべて解決するわけではありません。

息の使い方や唇の状態、姿勢、基礎練習なども、演奏には関係しています。特に初心者の方は、マウスピースだけで行う練習に偏らず、トランペット本体をつけた練習も大切にしてください。

NGなトランペットマウスピースの練習方法!おすすめしない〇〇なやり方

特殊なマウスピースは試す価値がある?

特殊な形のマウスピースは、すべての奏者に必要なものではありません。それでも、音色の選択肢を増やしたい方や、マウスピースの構造に興味がある方にとっては、実際に試すことで新しい発見が得られる可能性があります。

見た目だけで決めつけない

今回のマウスピースは、カップが非常に深く、最初に見たときは実用的に吹くことが難しそうに感じました。

ところが、実際に試すと音になり、柔らかい雰囲気や表現のしやすさを感じました。反対に、見た目が普通でも、自分には吹きにくいマウスピースもあります。

先入観ではなく、自分が吹いたときの反応を基準にすることが、マウスピース選びでは大切です。

自分が出したい音や用途から考える

マウスピースを選ぶときは、「深いものが良い」「浅いものが良い」と形だけで決めるのではなく、自分がどのような音を出したいのかを考えてみましょう。

柔らかく落ち着いた音を出したいのか、輪郭のある音を出したいのか。演奏するジャンルや担当するパート、現在使っている楽器との組み合わせによっても、必要な特徴は変わります。

マウスピース選びで迷ったときは、「評判の良いモデル」よりも、「自分の目的に合い、無理なく演奏を続けられるか」を確認してみてください。

まとめ|深いマウスピースで音色の新しい可能性を発見

今回は、内側が球体のように深い、レジン製の試作マウスピースを試奏しました。

最初は音になりにくそうだと予想していましたが、実際には息を含んだ柔らかい響きや、さまざまな表現につながる感覚がありました。

一方で、普段のマウスピースとは反応が異なり、慣れるまで時間が必要になる可能性もあります。また、疲れたときにも無理なく吹けるかを確認することが大切です。

今回の検証で分かったのは、極端な形のマウスピースでも、実際に吹かなければ本当の特徴は分からないということです。

動画では、文章だけでは伝わりにくい実際の音色や、試奏中に印象が変化していく様子も確認できます。ぜひ、音を聴きながらご覧ください。

▼面白マウスピースシリーズ第1弾を動画で見る

【ネタ作製】面白マウスピースシリーズ①:丸くて超深い!?【UPMAKE:植竹佑太作】

一般的なマウスピースの選び方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

【トランペット】自分にあうマウスピースの選び方・見つけ方をプロが解説!

✔️ニイヤマッスルとレッスンしませんか?

マウスピースを変えても吹きにくさが解消しない場合は、マウスピースだけではなく、息の使い方や唇の状態、楽器の構え方などに原因が隠れていることもあります。

対面・オンラインレッスンでは、一人ひとりの状態を確認しながら、無理なく演奏できる方法を一緒に探しています。トランペットの音や吹き方にお悩みの方は、レッスンページをご覧ください。

トランペットレッスンの詳細はこちら

schedule_line レッスン申し込み