【トランペット】正しいプレスのやり方をプロが解説!

2023.05.22

トランペット教室(新山トランペットレッスン)を運営しております「ニイヤマッスル」こと新山泰規です!

トランペットの構え方を学びたいみなさん、ブログまでお越しいただき、ありがとうございます。

 

今回は、トランペットのマウスピースへ口を当てて吹くとき、「どれだけプレス(圧力)をかけるべき?」という疑問にお答えします。

▼この記事でお伝えすること!
・トランペット演奏時の正しいプレスのやり方
・プレスをしすぎた場合の失敗例
・プレスが弱すぎる場合の失敗例

トランペットを吹くとき上手に音を出そうとして、トランペットを唇(くちびる)に強く押し付け「プレス」をしたことがあると思います。

でも本来は、「プレスはできるだけしない方が良い」というのが、トランペット講師であるぼくの答えです。

▼この記事の結論!
自分からトランペットを押すイメージでプレスを調整するのが◎!

この記事では、トランペットを演奏するときの正しいプレスのやり方を、NG例とあわせて詳しくご紹介していきます。

もし「文章だけではピンとこない」というかたは、実演を交えてご紹介しているぼくのYouTube動画もあわせてご覧ください!

 

【トランペット】プレスをしすぎるとどうなる?

トランペットのマウスピースに唇(くちびる)を強くプレスしすぎると、振動が止まってしまいます。

振動が止まってしまうと、トランペットできれいな音を出しにくくなります。

▼プレスをしすぎると…
・口が痛くなってくる
・過度な跡がつく
・唇(くちびる)が切れる
・歯が弱くなる
・顎関節症になりやすくなる

このような状態になっている人は、プレスをしすぎてしまっているかもしれません。

とはいえプロが吹いていても、唇(くちびる)には跡はつくものです。
あくまで「これはマズイかも?」と思う程度だとプレスしすぎな可能性が高い、という判断をしてみてください。

 

【ポイント】高音になるほど唇(くちびる)の出口は狭くなる!

高い音を出すときには出口を狭くする必要があります。

高音になればなるほど出口を狭くしたくなるため、プレスを強くしようとしてしまう人が多いです。

でも、「出口を狭くするためにプレスを強くする」というのはNG!

 

プレスに頼ることで口を狭くしてしまうのは、よくある間違いです。

特に高音に悩んでいる人は、強くプレスをしすぎた経験があると思います。

 

【トランペット】プレスが少ないとどうなる?

「プレスを強くしすぎるのはよくない」とお伝えしてきましたが、プレスが弱すぎるのもNGです。

プレスが少ないと唇(くちびる)とトランペットの間に隙間が空きすぎて音が漏れてしまうため、きれいな音がでません

プレスが強すぎるとき・弱すぎるときの様子は、ぼくがアップしている下記のYouTube動画でご確認いただけます。

 

【トランペット】正しいプレスのやり方

正しいプレスのやり方は、「自分自身からトランペットに圧をかけていく」ことです。

自分自身がマウスピースに対して息の力で適度なプレスを作り出し唇がちょうど良い狭さになります。

 

高い音を出したいときほどトランペットを強く唇(くちびる)に押し付けて、プレス強めで口の幅を狭くしようとする人がいますが、これはおすすめしません

 

目安としては、出したい音を出すために息へ圧をかけたとき、トランペットをしっかり支えられる程度がベストです。

ただし人それぞれ感覚は違うので、調節しながら自分にあうやり方を見つけてみてくださいね。

 

高い音を出したいときの正しい手順

ぼくはトランペットレッスン時に「高い音を出すときは、唇(くちびる)を狭くしましょう!」とお伝えしています。

でも実際には、唇(くちびる)を狭くするのは準備段階です。

高い音を出すためにはほかにも、息の圧を調整したり、適度なプレスをすることも必要になります。

▼高い音を出すときの正しい手順
①唇を準備する
②息を出して音を調整する
③最低限のプレスを調節する

流れとしては上記のように、まずは唇(くちびる)を用意して、息を調整し、プレスを加えていくという感じになります。

 

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

適度にプレスをしながら、バランスを大切にしてみてください!

唇、息、プレスのすべてが整わないと、高い音だけでなくどのような音でも出にくくなってしまうものです。

 

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

息で上手に圧力を作れないとき、プレスが強くなってしまいがちです!

 

プレスでバランスをとるよりも、息の圧力やくちびるのかたちなどに重点をおいた方が良い、と表現する人もいます。

どうしてもうまくいかないときには、お近くのトランペット教室で先生にみてもらってくださいね。

 

【トランペット】ハードプレスをなおしたい!方法とは?

ここまで読んで、「自分はプレスを強くしすぎているかもしれない…」と思った人もいるでしょう。

プロの先生に教わったことがなく独学をしている人は特にハードプレスにして高音にチャレンジしていることが多いです。

 

ハードプレスのまま練習をして身体が慣れてしまうと、ハードプレスをしないと音が出せないようになってしまうことも…。

 

もしご自身がハードプレスをしている自覚があり、自分から息圧をかけて調整するのが難しいなら、一度でも良いからお近くのトランペット教室でみてもらうのがおすすめです。

 

トランペットレッスンを受けないリスクとは?

この記事のように、正しいプレスの方法を紹介している人も多く、参考にするのはもちろん◎です。

しかし、初心者さんが自分でハードプレスに気づきなおそうとしても、だいたいの場合にうまくいかず、結局ハードプレスにもどってしまいます。

 

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

ハードプレスをやめるということは、どこか他のポイントを調節してバランスを取らなくてはいけません!

人それぞれクセのつき方も違うので、バランスの取り方はプロですら判断が難しいことがあります。

 

でも、ハードプレスをやめられると…!

・高い音が余裕を持って出せるようになる
・数曲吹いても疲れにくくなる
・音のひびきがきれいになる

などなど、トランペットの良さが引き出されやすくなり、吹いている本人も楽になります

どうしてもレッスンを受けたくないという人は、時間をかけてでも自分の吹き方を調整してみてくださいね。

 

でもやっぱり、1度で良いからプロの先生にみてもらい、ちゃんとアドバイスを受けることをおすすめします。

【まとめ】トランペットの正しいプレスとは?

今回は、「プレスはしすぎても、しなすぎてもうまく音が出ない」ことをお伝えしました。

プレスを強くする代わりに、自分の息を調整して高音を出していくと、きれいな音が出やすくなるはずです!

適度なプレス感と、息の強さを調整することがポイントですね。

▼今回のまとめ!
・プレスは強すぎても弱すぎてもNG
・ハードプレスは口にも悪影響
・自分の息圧を調整するのが◎

とはいえ人の身体はそれぞれ異なるものなので、ぼくと全く同じ方法でやって、きれいにいく人といかない人がいます

ぜひご自身で微調整をしながら、この記事でお伝えしたことをきっかけに、うまくいくコツをつかんでいただければ良いと思っています。

 

 

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

どうしてもうまくいかない人は、ぜひぼくのところにレッスンをしに来てください!

ぼく「ニイヤマッスル」は、群馬県にあるトランペット教室「新山トランペットレッスン」にてトランペット講師をしております。

群馬県が近い人は対面レッスンで、トランペットの構え方から姿勢まで、しっかりお手伝いさせていただきます!

遠方のかたはお気軽に、オンラインレッスンをお試しください♪

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ぼくのYouTubeではトランペットの実演もしているので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

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