高い音を出したい!歯の位置は?セッティング方法をプロが解説

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トランペット教室(新山トランペットレッスン)を運営しております「ニイヤマッスル」こと新山泰規です!

トランペットを学びたいみなさん、ブログまでお越しいただき、ありがとうございます。

ニイヤマッスル
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今回は、トランペットを吹くときの「歯の位置」はどうなってる?という疑問にお答えしていきます!

▼この記事はこんな人におすすめ!
・トランペットを吹くときの歯の位置に困っている人

・歯の位置が安定せず高い音がうまく出せない人
・トランペットの置き方に戸惑いがある人

結論からお伝えすると、歯の位置ストレスがかからない場所に設置してあげるのが一番良いです。

トランペットをセッティングするときに大切なのは、そもそも歯の位置よりも、唇が効率的に振動する位置にしてあげること。

ニイヤマッスル
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ほとんどのトランペット奏者が、歯の位置はあまり気にしていないと思います。

とはいえ質問をいただくことは多い「トランペットを吹くときの歯の位置」なので、この記事では改めて、歯の位置を意識したうえで解説していきます!

高い音を出したい!正しい歯の位置はどこ?

まず最初にお伝えすると、今回ぼくがお伝えするのはあくまで、ぼくにとっての正解例です。

1人ひとりの口のかたちは違いますし、「これをやったら正しいよ」というものはないと思っています。

ニイヤマッスル
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なので今回は、みなさんそれぞれが自分にとっての「正しい」を見つける方法をお伝えします。

では答えとして、「歯はどうなってるか?」というと…

ニイヤマッスル
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ぼく自身わからないです!

なぜなら、全然意識をしていないから。

歯を意識はしていないけど、どうなってるかを確かめてみると…ちょっと開いているなという感じはあります!

トランペットで大切なのは「歯の位置」よりも「唇」と「息」

トランペットを吹くときに、歯を意識する必要ってあまりないと思っていて、それよりも大切なのは「唇の使い方」「息の吐き方」です。

なお、ぼくの場合は幸いなことに、歯並びは悪くありません。

ニイヤマッスル
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でも、あてると痛い部分があるので、少しだけ左側に寄った感じで吹いています。

なるようになった位置が「正しい位置」だと思います!

とにかくストレスなく吹けるようになることが大切で、上から下まで音が出せる状態だと良いですね。

歯を意識すると、アゴのあたりに不要な力が入ってしまうのでそれはNGです。

歯の位置よりも唇の作り方が重要!どうすれば良い?

唇をマウスピースと一緒に支えているのは、たしかに歯です。

でも、トランペットで音が鳴る原理を考えてみるとわかるのですが、もっとも大切なのは唇の振動です。

出したい音を出すためには、唇が効率的に振動させられるように、口の形を作ってあげる必要があります。

ニイヤマッスル
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そのときのコツとしては、可能な限りマウスピースは唇に押し付けないようにして唇を作ること!

やっぱり歯の位置というよりも、唇の作り方やあて方のほうが、トランペットの音に直結すると思います。

トランペットを吹くとき、口の中はどうなってる?

歯は関係ないかも知れませんが、トランペットを吹いているときの口の中の状況をお伝えするのなら…

高い音は口の中を狭く、低い音は少し口の中を広げている感じがします。

高い音を出すのなら、歯の位置というよりも息の出口になる唇を、可能な限り狭くすることの方が大切だと思います。

大切なのは原理!唇を正しく構えれば音は出る!

ところで突然ですが、ロボットがトランペットを吹くところをみたことがありますか?

実は最近だと、ロボットがかなり上手にトランペットを吹いていて、ぼくもびっくりするくらいなんですよね。

ロボットがトランペットを吹けるということはつまり、物理的に再現性が高いということ。

環境を整えることでロボットがトランペットを吹ける、ということは、人間も環境を整えてあげれば、思う通りに音が出るということです。

その環境とは基本的に、「息の圧」や「唇の形」が当てはまります。

歯の位置は二の次!息の圧を優先して考えよう!

息の圧(コンプレッション)って、演奏する曲によって違うんですよね。

ポップスとかビッグバンドのハイトーンと、クラシックのハイトーンって、太さ?響き?音色のジャンル?が違うんですよね。

もっとわかりやすい例で言うと、座るとオナラの音が出るクッション型のおもちゃみたいな感じです。

ニイヤマッスル
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ぼくは真面目に話をしています。

あのオナラのクッション型のおもちゃって、座るといつも「プー!」っと、同じような音がでますよね。

加える圧力が変わると、少しピッチが上がったり下がったりしますが、だいたいいつも同じ音程の音を出すおもちゃです。

これって、トランペットで言う「息の圧」にも置き換えて考えられるはずです。

つまり多くの生徒さんの「ハイベーを出せるようになりたい!」という希望を叶えるためには、ハイベーを出す相当の息の圧を出してあげる必要があるということです!

息の出口の広さで音を調節しよう!

基本的に、高い音を出すためには出口を狭くするというのがベースになります。

厳密に言えばクラシックの場合には音を太くしていくんですが、トータル的話をするなら高い音は出口が狭い

ニイヤマッスル
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ここまでお伝えしてきたとおり、やっぱり歯の位置と音というのは、あまり関係性がないんですよね。

正直、音を出すためには唇を作る、というのが第一優先です。

それを優先して考えたときに、歯の位置はどうなっているかというと、自然な位置にあるべきなんですよね。

歯の位置というのは意識しすぎると吹けなくなってしまうと思うので、できるだけ意識は薄くしていくのが良いのではないでしょうか。

【まとめ】トランペット演奏で歯の位置は意識しなくてもOK

意識が無意識になる、ということもあるので、「最初は意識したほうがうまくいく!」という人もいるかもしれませんが…

ニイヤマッスル
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歯の位置は、意識しすぎても良いことはありません。一度忘れましょう。

トランペットを吹く上で、意識をして整えたほうが良いことって、確かにあります。

たとえば「息」は、意識したほうが良いことなのかもしれません。

でも、歯は意識しないほうが良い、という人の方が多いんじゃないかなと、ぼく個人としては思っています。

ぼくが演奏する場合には歯の位置よりも、出したい音を先に頭で意識して、吹いて音を当てていくようなイメージをしています。

出したい音のイメージに意識を持っていったほうが、理想の音が出しやすいかもしれません。

✔️ニイヤマッスルが直接指導いたします!

ぼく「ニイヤマッスル」は、群馬県のトランペット教室「ニイヤマトランペットレッスン」にて、マンツーマンのレッスンをおこなっております!

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このようなご相談も多くいただいているので、ぜひお気軽にお声がけください!

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