トランペット教室(新山トランペットレッスン)を運営しております「ニイヤマッスル」こと新山泰規です!
トランペットを学びたいみなさん、ブログまでお越しいただき、ありがとうございます。
今回は、高音が苦手な人のクセや考え方をご紹介します。
ぼく自身は群馬県のトランペット教室「新山トランペット教室」にて、100人以上の生徒さんをみているトランペット講師です。
トランペットの難所のひとつは「ハイトーン」で、多くの生徒さんが悩んでいるのは事実。
そんなハイトーンがうまく出せない生徒さんには実は、共通点があります。
案外、考え方やクセに気づいて調整してあげるだけで、出せる音の領域がグンと伸びたりするものです。
改善点までご紹介するので、ぜひ自分と照らし合わせながら上達を目指してみてください。
目次
高音が苦手な人の共通点とは?
高音が苦手な人のクセや考え方の傾向として、多くの場合に下記が共通しています。
①高い音は息をたくさん入れると思っている
②唇の出口が広くなっている
③高い音は気合いで出すものだと思っている
どうでしょうか?
「あ、自分のことだ」と思った項目はありませんか?
逆に、このような考え方を持っていないにも関わらずハイトーンに苦しんでいるのであれば、そもそもアンブシュアの作り方から見直すなど、他のアプローチが必要です。
【参考記事】アンブシュアとは?正しい作り方をプロがわかりやすく徹底解説
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ここからは、上記の共通点に心当たりがある人に向けて、ハイトーンが出せない原因や改善方法を具体的にお伝えしていきます。
高音が苦手な人の共通点①:高い音は息をたくさん入れると思っている
高い音を出すためには、息をたくさん入れないといけないと思っていませんか?
でも、高音に必要なのは息の量ではなく、吹く「速さ」なんですよね。
息を勢いよくたくさん吹き込もうとすると、唇どうしの幅が広がってしまいやすいです。
唇の幅が広くなってしまうと、高い音は出にくくなります。
ぼく自身も息の量はあまり意識しておらず、演奏のたびに踏ん張って息をたくさん押し出しているわけでもありません。
量はそこまで多くなくても、高い音は出るので大丈夫です。
✔️改善ポイント:量より速さを意識する
肺活量を意識してたくさんの息を入れている、というかたの解決方法は簡単で、量より息の速さを意識してみてください。
たとえば、水を出しているホースを握るイメージをしてもらうと、わかりやすいでしょうか。
出ている水の量を変えなくても、ホースを強く握り出口を狭くしたほうが、水は遠くまで飛んでいきます。
ビューン!と息をするどく伸ばすようなイメージでトランペットに入れてあげると、高い音がすんなり出てしまう生徒さんは珍しくありません。
トランペットに吹きかける息も同様で、唇の隙間を細くしてあげたほうが、鋭く高い音の出しやすい息になるという仕組みですね。
高音が苦手な人の共通点②:唇の出口が広くなっている
唇の幅が広くなっている人はほとんど、高音をうまく出せずに悩んでいます。
もちろん一部、唇の幅が広いまま高音を出せる例外タイプもいらっしゃるのは事実。
そういう人がどうしているかというとだいたい、トランペットを押し付けるとか、圧をかけるなどのあらゆる方法で、息の出口を狭めています。
ただ、唇の幅を狭める以外の方法で息の出口を狭くしている人は、だいたい唇が真っ赤になってしまったり、バテて数曲吹けないことが多いです。
ハイトーンがうまい人をみていると10人中8人は唇の幅を狭めることで、息の出口を狭くしているのがわかります。
ぜひ機会があれば、トランペッターの口元も、よく観察してみてください♪
✔️改善ポイント:唇の出口の幅を狭くする!
息を出すための唇の出口を狭くすることで、高い音が出るようになります。
たしかに人によっては唇の幅が広いままでも、そのときばかりはなんとか高音が出ることも多いです。
でも、それを続けるとなれば唇が疲れ、バテの原因に。
やはりコツとしては、狭い唇の隙間に息を出し続けることで、安定感のある高音を出せるはずです。
唇の幅を狭くするときには、口の中から狭くすることを意識すると、良いかもしれません。
ただ、息の出口を狭めるということは、息による抵抗も強くなるということなので、お腹からしっかりと息と体を支えるイメージで吹くのがポイントです。
高音が苦手な人の共通点③:高い音は気合いで出さないといけない
高音に苦手意識を持っている人って、「高い音は気合いで出すもの」だと思っていることが多いです。
でもハイbくらいの高音であれば、気合いなんて入れずにサラッと吹けるようになります。
たしかにハイbよりも高い音は、僕にもきついです。
曲を吹いているとハイSまでは普段から使うこともあるんですが、ハイF以上はその日に元気じゃないと、ぼくにも出せません…!
✔️改善ポイント:涼しい顔して吹く演技をする
一度、演技で良いので「楽に吹く」ふりをしてみてください。
不思議なものですが、涼しい顔をして音を出せるフリをしているうちに、本当に音が出てくることがあります。
そもそも、「ふん!」と力を出さなくても、一定の高音であれば楽に出せるものです。
ぼく自身もライブではあえて、涼しい顔をするようにしています。
真っ赤な顔して必死に高音を出すよりも、涼しい顔をして高音が出せたほうがかっこいいだろう、という理由も、もちろんありますが。笑
余裕で吹いているような演出をしておかないと、気持ちも本当にきつくなりやすいものです。
演奏のたびに必死で踏ん張っていては、自分自身もしんどくなってしまいます。
高音は力を入れたら出るものではないので必死に吹こうとせず、「息の速さ」「唇の狭さ」だけ意識して、涼しい顔して吹いてみてください!
【まとめ】高音が苦手な人は原因を見つけ出そう
高音が苦手な人には必ず、原因があるものです。
原因をしっかり見つけて一つひとつ改善してあげれば、自然と高音が出るようになります。
今回お伝えしたのは「意識的な部分」の改善点が多いので、「それだけで高音が出るようになるの…?」と半信半疑な人もいるかもしれません。
でも、トランペットに限らず何事も、小さな積み重ねで上達していくものです。
コツコツ練習ができない人は、いつまでも魔法のような上達方法を探し続け、挫折してしまうことばかりです…。
でもぼくは、そういう人を1人でも救いたいと思い、地道に情報を発信しています。
✔️ニイヤマッスルと個別レッスンをしませんか?
ぼくニイヤマッスルは、群馬県のトランペット教室「新山トランペットレッスン」にて、マンツーマンの個別指導をおこなっています。
「高音が出せない理由がわからない」
「どうすれば音が安定するか見てほしい」
「もっと上達するための具体的な練習方法を教えてほしい」
このようなかたが、多く足を運んでくださっているトランペット教室です。
関東圏内の生徒さんはもちろん、もっと遠くから車や飛行機でわざわざお越しくださる生徒さんも多く、毎日本当に楽しいトランペットレッスンができています。
悩みがある人はもちろん、そうでない人もお気軽に、トランペットレッスンを楽しみに来てくださいね!
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トランペットを始めたばかりの人から上級者さんまでご対応しているので、お気軽にご相談くださいね!
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