【トランペット】練習すると左腕が痛い…疲れないためにできることとは?

2023.05.22

トランペット教室(新山トランペットレッスン)を運営しております「ニイヤマッスル」こと新山泰規です!

トランペットの構え方を学びたいみなさん、トランペットコラムまでお越しいただき、ありがとうございます。

 

今回は、「トランペットを練習していると、左腕が痛くなります」というご質問にお答えしていきます!

結論、トランペットを支えるときには全身を分散させて可能な限り力を抜くことで疲れや痛みが解消されるはずです。

というのも、トランペットで疲れを感じている人の多くが、下記のように演奏していると思います。

・トランペットを左手だけで支えている
・肩や腕に力を入れて支えている
・身体のどこかが力んでいる

上記がクセになってしまっていると、自分でも気づかないうちに身体が傾いていたりどこかに余計な力を加えてしまっていることが多いです。

 

正しくトランペットを吹けるようになるまで、本来であれば近くの先生にみてもらった方が後が楽になります

特に初心者さんは独学で挑戦して、独自のクセをつけてしまう人が多いので注意です。

 

でも「どうしても独学で進めたい」というときは、この記事やぼくの実演動画(YouTube)を参考にしながら、疲れない持ち方を研究してみてください!

 

【トランペット】左腕が痛くなる!疲れてしまう原因とは?

「トランペットを練習していると、左腕が痛くなる」という方が痛みを感じている部分は、人によってさまざまです。

・腕が痛くなる
・肩が痛くなる
・首まで痛くなる

など、疲れてしまう部位は異なっています。

 

ただし、いずれの場合にも痛くなってしまう原因は、力を入れていること

トランペットを楽に吹くためには、どれだけ力を分散させて演奏できるかどうかがポイントになります。

 

トランペットはスポーツ!?

ここで少し、雑学的な知識になるのですが…

ぼくは見た目の変化を目的としたボディメイクを目指した筋トレをしているため、おそらく一般的なトランペット演奏者の方よりも腕が太いです。(笑)

そう言うと、「筋肉があるからトランペットを長時間吹いても疲れないのだろう」と思われているかもしれませんが、実はそういうことではありません

トランペットを吹くときに筋肉が役立っているかというと、これはまた別の話なのです。

トレーニングの方法は目的によって異なります。

・スポーツ:パフォーマンスを向上させる目的で体全身を使いバランス良く必要最低限な筋肉をつける
・ボディメイク:見た目を向上させるために大きくしたい狙った筋肉を一点集中させて筋肉をつける

スポーツというのは一般的に、パフォーマンス向上するために必要最低限の筋肉を、体全体のバランスを整えながらつけていきます。

一方でボディメイクをするときには、筋肉をつけたい場所に負荷をあたえて力を集中させることで、筋肉自体を大きくするトレーニングをします。

 

ではトランペットは「スポーツ」と「ボディメイク」どちら寄りかというと、「スポーツ」よりです。

トランペットの場合にも、「身体全身を使って、どうトランペットを持つのが良いんだろう?」という部分を考えていきます。

つまり、筋トレをすればトランペットが楽に持てるようになる、というわけではないということですね。

 

【トランペット】左腕が痛くならない持ち方とは?

では、左腕が痛くならないように全身でトランペットを持つ方法をもっと具体的に紹介していきます!

 

まずは左手でしっかりトランペットを持って右手の親指をひっかけるのが基本の形ですね。

では、比重はどれくらいかというと、左手の方が主になって重さを支えている感じを、ぼくはおすすめします。

なぜ左手の方に比重をかけることをおすすめするかというと、右手はピストンを自由に押せた方が良いからですね。

 

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

右手にも重さをかけてしまうと、ピストンを軽やかに押しにくくなってしまいます!

【トランペット】疲れないために力を抜くのがポイント!

トランペットを持つときには、とにかく力を抜いてみてください。

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

「筋肉や力を使ってトランペットを持つ」という発想になってしまっている時点で、あまり良くないです。

両手でトランペットをもって、マウスピースに唇(くちびる)をつけたら、なるべく力を抜きます

つまり、トランペットを持つために筋トレをする必要などはありません!

 

でも、できるだけトランペットを持つ時間を長くしていくうちに、慣れるものです。

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

だから、練習時間を増やしていくことが大切!

人間が練習をするうちに歩けるようになるように、トランペットも持っていくうちに楽になっていくと思います。

 

できれば立って持つ練習をしてみて、それから座って練習することをおすすめします!

 

【トランペット】力を抜くってどうやるの?

力を抜く」と言われても、なかなか難しいと感じてしまうと思います。

でも、やり方は簡単です。

力を上手に抜くためには、まずは力をマックスに入れてみてください。

力を思いっきり入れた状態から、パッと力を抜いた状態が「力が抜けている」という状況です。

なるべく力を抜いて、体全体で支えてトランペットを持っているようなイメージになります。

考えすぎずに、両手でトランペットを持って、どこかに力が入っていたら抜くことを意識してみてくださいね。

 

【トランペット】脇(ワキ)や視線はどうすれば良い?

脇(ワキ)は締めすぎず、少し開けてあるくらいの楽な姿勢でOKです。

ワキを締めすぎる息がしづらくなり、開きすぎる腕が疲れてしまいます。

視線は並行で、顎(あご)は少し引くくらいがベストです。

 

上や下を向いていると、思う通りに音が出ません。

息が通りやすい位置を見つけてみてください!

 

【トランペット】パフォーマンスは基本ができてから挑戦しよう!

トランペットの演奏を聞いていると、かっこよく踊ったり姿勢を変えて演奏しているプロを見かけることがあるはずです。

上を向いたり横を向いたり…パフォーマンスはかっこいいですが、これはまず基本ができてから挑戦することをおすすめします。

しっかりと吹けるようになり、身体が基本の体勢を覚えてからパフォーマンスに挑戦して、楽しみの幅を広げてみてください!

 

【まとめ】トランペットで左腕が疲れる?力を抜いてみよう

今回の内容をまとめます!

トランペットで左腕が疲れる・痛いと感じてしまっているなら、下記を試してみてください。

▼左腕が疲れる人の解決法
・全身の力を抜く
・右手でもトランペットを支える
・比重としては左手が重心になる
・脇(ワキ)は程よく開ける程度
・視線は並行で顎(あご)は少し引く

あくまで全身の力は抜いて、どこかに負荷をかけるのではなく全身でバランスをとるイメージになります。

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

「身体を一番楽にして持てる場所を探していく」という感覚でやってみてください!

特に完全独学でトランペットを学んでいる人の場合には、独特のクセがついていることが多いです。

もし左腕や肩に極度の疲れや痛みを感じているなら、どこかに改善の余地があるということ

ニイヤマッスル
ニイヤマッスル

今どのように構えているのかによっても、調整していくべき部分は異なります!

初心者さんはせめて、正しい構え方でクセがつくまでだけでも、プロの先生にみてもらうのがおすすめです。

 

✔️新山トランペットレッスンで予約も受付中です!

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ニイヤマッスル
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本当はぼくがみなさんのことを、直接レッスン指導したいのですが…群馬県が遠い方は、オンラインレッスンでしっかり指導させていただきます!

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家でもトランペットの練習がしたい!」というときは、トランペット情報を発信しているぼくのYouTubeチャンネルもお役立ていただけると思います!

今回の記事内容をはじめ、トランペットに関する疑問におこたえするため、定期的に動画をアップ中です。

たとえば、今回の記事内容は下記の動画にて、実演をしながらご紹介しました!

【YouTube】トランペット|腕が疲れない持ち方!筋トレ方法!?

 

「これがわからないから教えてほしい!」
「こういう実演をしてみてほしい!」
「この内容を記事にまとめてほしい!」

などなどございましたら、お気軽にYouTubeのコメント欄にて教えてくださいね!

できるだけわかりやすく、回答させていただきます♪

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