トランペット教室(新山トランペットレッスン)を運営しております「ニイヤマッスル」こと新山泰規です!
トランペットを学びたいみなさん、ブログまでお越しいただき、ありがとうございます。
今回は、「トランペットは独学できますか?」という疑問にお答えしていきます。
結論、トランペット独学は可能ですが、完全初心者さんにはおすすめしません。
▼この記事の結論!
・トランペットは独学可能!
・独学向けの教材を駆使すればOK!
・独学なら変な癖をつけないように注意!
・最初だけでも先生にみてもらうのがおすすめ!
ぼく自身もYouTubeへ実演動画をアップしているので、独学がしたいトランペット初心者〜中級者さんにもお役立ていただけると思います。
【YouTube】トランペット研究所
でも、初心者さんが完全にゼロからトランペットを独学するのは、少し危険です。
なぜなら、最初に変なクセのついた吹き方を覚えてしまうと直しづらく、あとで難しい曲が弾きにくくなるから…!
▼この記事でお伝えすること!
・トランペット独学前に準備すべきもの
・トランペットの独学ステップ
・おすすめのトランベット習得方法
・トランペット独学の注意点
今回は、プロとしてトランペットを演奏しているぼくが、トランペットの独学方法から注意点まで、詳しく解説します。
目次
トランペットの独学は可能!唇(くちびる)だけで音を出してみよう
まず、トランペットはくちびるをふるわせて音を出す楽器である、というのはご存知でしょうか?
極端に言えば、自身の唇(くちびる)自体を「楽器」にします!
トランペットは、楽器に息を吹き込んだり、ボタンを押すだけで音が鳴る楽器ではありません。
くちびるだけで音を鳴らせると、トランペットの演奏において理想的です。
下記の動画では、「唇だけで音を鳴らす」をぼくが実演してみました。
このように、くちびるだけで音が作れる状態で、トランペットに息を吹き込めるのが理想です。
反対に言えば、くちびるだけで音をある程度作れる状態じゃないと、トランペットで音は鳴りません。
みなさんも試しに、くちびるだけで音を出してみてください!
どうでしょう?最初は難しいのではないでしょうか?
トランペット独学前に必要なものを準備しよう
トランペット独学前に必要なものをご紹介していきます。
最初に必需品をそろえてしまえば、継続にあまりお金がかからないのがトランペットの良いところです。
▼トランペット独学に必要なもの
①トランペット本体
②マウスピース
③メンテナンス道具
④練習場所
⑤あると便利な道具
これがあれば、もうバッチリ!トランペットを始められます。
まず上から4つは、必須になるもの。
5つ目は、なくても始められるけどいずれ必要になるものです。
それぞれのポイントをご紹介していきます。
トランペット独学に必要なもの①:トランペット本体
トランペット本体は、一番お金がかかる必需品ですね。
まだトランペットを続けるか悩んでいる人は、借りて始めるのも良いと思います。
たとえば「トランペット研究所」のように、トランペットを貸し出ししている教室を探してみてはいかがでしょうか。
「高いものの方が質が良い」とは一概に言い切れませんが、値段と質が比例する傾向はあります。
安いものでも良いものはありますが、メンテナンスがほどこされているかを確認することが大切です。
ピストンが正常に動かなかったり、チューニングがうまくいかないものを選んでしまっても、初心者さんは異常に気付けないことがあるので危ないです。
信頼できるお店で、トランペットを手にとって選ぶことをおすすめします。
ご相談いただければ、1人ひとりの予算や目標にあうトランペットの選択肢をアドバイスさせていただきます。
お気軽にニイヤマッスルまでご相談ください!
トランペット独学に必要なもの②:マウスピース
トランペット本体に加えて、マウスピースも必須の道具です。
マウスピースにくちびるをあて振動させ、くちびるで作った音を響かせることでトランペット本体から音を鳴らす、という仕組みになっています。
トランペットで奏でられる音は、マウスピースによっても大きく変わります。
プロのトランペッターであれば、1人で複数のマウスピースを所有している方も多いです。
マウスピースには沢山の種類が存在します
・深さ
・大きさ(内径/外径)
・長さ
・メッキの種類(銀メッキ/金メッキなど)
マウスピースの上記が条件少し違うだけで、音色や吹き心地が変わるんです。
ひとまず最初の1本目なら、比較的スタンダードなモデル(YAMAHA 11B4/BACH 7Cなど)
をおすすめします。
でももし可能なら、先生と一緒にお店に行き、フォームを確認してもらいながら選べると◎。
最初は自分に合っているかどうかの判断は難しいので、
できればプロのトランペッターと一緒に選んで欲しいです。
本当は、ぼくが隣で一緒に選びたいところですが…!
どうしても周りに相談できる人がいなければ、ぜひ!ぼくがトランペットレッスンと平行して
しっかりサポートするので安心してお問い合わせください!
トランペット独学に必要なもの③:メンテナンス道具
トランペットは日頃からしっかりお手入れをしてあげないと、音が出ないなどの不調を引き起こします。
お手入れ方法はとても簡単です。
メンテナンス道具をしっかりそろえたら、やり方をサクッと覚えてしまいましょう!
▼メンテナンスに必須のアイテム
・クロス
・ピストンオイル
・スライドグリス
・スワブ
どの商品もメーカーさんによって使い心地は異なりますが、高級品を選ぶ必要はありません。
特にオイルはこだわりがあるというプロもいますが、初心者さんはひとまず人気のあるオイルを選んでおけばOKです。
ちなみにぼくが使っている商品のリンクは下記に貼っておきます。
トランペット独学に必要なもの④:練習場所
トランペットは大きな音がなる楽器なので、自宅で音を出すと近所迷惑になってしまうかも…。
厳密にいうと、トランペットには消音効果のあるミュートがあるのですが、初心者さんは注意が必要です。
というのも、まだ通常時の吹き方が安定していない状態で消音器を使うと、消音をした状態での吹き方がクセになってしまうから。
消音には消音器を利用するのですが、通常時と比べて負荷が大きくなります。
消音器を使って吹くときの力み方に慣れてしまうと、本来の吹き方ができなくなってしまうことも。
出来る限り練習場所をおさえて、しっかり音を鳴らすことをおすすめします。
▼トランペットの練習場所候補
・スタジオ
・カラオケ
・公園
・河原
トランペットなどの楽器を演奏できる環境であることを、事前に確認してから利用してくださいね。
スタジオは時間単位で数千円〜借りられることが多いです。
また場合によっては、お住まいのエリアで公共施設として、無料スタジオを運営している可能性があります。
カラオケは楽器の持ち込みを禁止していることもあるので、まずは確認してみてください。
トランペット独学に必要なもの⑤:あると便利な道具
続いて、必須アイテムではないけれど、あると便利なものをご紹介します。
・チューナー
・譜面台
・メトロノーム
それぞれどのように使うものなのか、簡単にお伝えします。
チューナー
チューナーは、トランペットの音が正しく鳴るように音程を調整するために使うアイテムです。
トランペットに限らず、多くの楽器で利用されます。
トランペットの場合には、正しい音が出ているか確認するためにチューナーをみながら演奏する、という使われ方をすることもあります。
「これって高い?」「ちょっと低くなっちゃってるみたいだ」など、チューナーを確認し、正しい音程で音を鳴らす練習をすることが可能です。
最近ではアプリやネットで無料版が使えるので必須アイテムではないですが、アナログのチューナーはあると便利です。
便利なメトロノーム付きのチューナーが主流ですね
参考までにオススメの商品はこちらです。
譜面台
多くの人が、楽譜をみながら演奏の練習をするはずです。
楽譜をテーブルに置いたり、壁に立て掛けるというのはあまり利便性が良くないので、楽譜台がひとつあると◎。
家では絶対に練習しない!という人なら不要かもしれませんが、多くのトランペッターが自分用の譜面台をひとつは持っているものです。
メトロノーム
メトロノームは、一定のリズムを刻んでくれるアイテムです。
同じテンポを刻めているか確認できるので、知らぬ間にスピードアップ・ダウンしてしまわないよう練習するために役立ちます。
メトロノームもアプリやネットに無料版が出ているため必須アイテムではないですが、物理的に用意しておいた方が便利です。
トランペットの独学ステップを紹介
トランペットで演奏するために必要なステップも、具体的にお伝えしますね。
独学者に限った話ではなく、先生に教わる場合にも下記のステップでトランペットを習得することが多いです。
①くちびるだけで音を鳴らす練習をする
②トランペットで音を出す練習をする
③楽曲を練習し始める
でも実は、すべての人が同じステップをすべきとは限りません。
とはいえトランペットはくちびるを振動させて音を出すものなので、基本的には上記のステップをふんでレッスンをしていきます。
簡単ではないですが…難しいからこそ面白い!
ステップごとの重要性を、少し詳しくお伝えしますね。
トランペット独学ステップ①:くちびるだけで音が鳴らせるようにする
ピアノは鍵盤(けんばん)を押せば音が鳴るし、ギターは弦を弾けば音が出ますよね。
弦楽器であるピアノやギターは、さわれば音が鳴ります。
でも、トランペットはボタンを押しても音が出ません。
金管楽器であるトランペットは、まずくちびるを上手く使えないと、楽器になってくれないのが特徴です。
「くちびるを楽器にする」ということは極論、ピアノの鍵盤を1から組み立てるのと同じことです。
鍵盤を組み立てるのが難しいのと同じように、くちびるを楽器にするためにも練習をしなくてはいけません。
まずはくちびるだけで音を鳴らし、音程を調節できるようになるまで練習していきましょう!
練習方法は、ぼくの動画でも解説しています。
【YouTube】トランペット|唇のみで音を出す方法!唇の振動の仕方やコツなど解説
トランペット独学ステップ②:トランペットで音を出す練習をする
マウスピースにくちびるを当て、マウスピースの中で振動を作るように練習します。
くちびるだけで音を出すときとはまた違うので、これも練習が必要です。
トランペットを演奏するうえで、くちびるの使い方はとっても重要!
基本的には、マウスピースの中でくちびるを振動させて音を作るイメージです。
厳密に言うと、くちびるだけで音を鳴らすときと、マウスピースをつけたときでは、音の出し方は違います。
だいたいの人が、ステップ①の練習をした後にステップ②に進んだ方が、上手に音を出しやすいです。
トランペット独学ステップ③:楽曲を練習し始める
音が出るようになってきたら、楽曲を練習していきましょう!
ステップ①やステップ②を正しく習得できていれば、ぐんぐん上達していくはずです。
ぼくのYouTubeでは、中級者向けの技術についてもご紹介しています。
参考にしながら技を磨き、ぜひトランペットを楽しんでください!
トランペットの独学が危険な理由とは?
トランペットの独学は、正直ちょっと危険です。
▼トランペットの独学が危険な理由
・独自の方法で音を出してしまい思うように音が出せない
・変なクセがつくと治すのに時間がかかる
クセは後からでもなおせるので、今すでに「まずい」と思った人も安心していただいて大丈夫ですが…
クセをなおすのにも時間がかかるので、効率的とは言えませんよね。
ぼくの教室にも「とにかく音が出れば良いや!」と自己流で練習し続けた結果、妙なクセをつけてくる生徒さんが多いです。
でも誰だって、効率よく上達したいものじゃないですか…!
トランペットにおいては最初に正しい吹き方をマスターできるか次第で、その後の上達具合にグンと差がついてしまうんです。
トランペット独学は△!最初は先生にみてもらうのがおすすめです
独学教材は多く、ぼくもYouTube動画でトランペット情報を発信しているので、参考にしていただけたら嬉しいです。
でも本当は動画だけでなく、お住まいの場所にあるトランペット教室で、しっかりと先生にみてもらうことをおすすめします。
本当はぼく自身が、みなさんにレッスンをしたいところですが…!
独学をする場合にも一度でも良いから、正しい吹き方や、練習すべき方向性を先生に教えてもらっていただきたいです。
トランペットレッスンを受付中!
「新山トランペットレッスン」は、群馬県内に3拠点展開するのトランペット教室です。
ぼく、ニイヤマッスルが生徒さんと向き合い、1人ひとりにあうレッスンをご提供させていただいております。
さらに遠方の生徒さんに向けて、オンラインレッスンも開始いたしました。
多くのご要望をいただき、ありがとうございます!
「ニイヤマッスルのレッスンを受けてみたい!」と思ってくださるかたは、お気軽にご予約いただければと思います。
【まとめ】トランペットは独学可能!でも変な癖がつかないよう注意!
最近では独学でトランペットを習得するための教材も多く出回っているので、独学自体は可能です。
「どうしてもレッスン費用がない!」というときは、トランペットを片手に独学で始めても◎。
ぜひ今回ご紹介したステップを一つひとつ攻略して、トランペット演奏を楽しんでほしいと思います!
でももし可能なのであれば、最初だけでも先生の指導を受けながら、「正しい吹き方をマスターしてほしい」というのが奏者としての願いです。
群馬県での対面レッスンとオンラインレッスンで、トランペット習得をサポートしています!
ニイヤマッスルがしっかり指導をさせていただきますので、お気軽にお問いあわせください♪
独学をされるかたはぜひ、ニイヤマッスルのYouTubeチャンネル「新山トランペットLabo_ratory」もお役立てください!
【YouTube】新山トランペットLabo_ratory