トランペット教室(新山トランペットレッスン)を運営しております「ニイヤマッスル」こと新山泰規です!
トランペットを学びたいみなさん、ブログまでお越しいただき、ありがとうございます。
今回は、トランペットでロングトーンが続かない!という人に向け、練習方法をご紹介します。
楽曲を吹いていると、なが〜く音を伸ばさないといけないことも、多々ありますよね。
「長く吹くと、音が安定しない」
「高音でロングトーンができない」
「ロングトーンで良い音が出せない」
日頃、生徒さんからは、このようなご相談をいただくことも多いです。
解決方法の一つとしてまずは、可能な限りなるべく唇に負担をかけずに、長く伸ばす練習をしてみてください。
▼この記事でお伝えすること!
・トランペットのロングトーン上達には唇の状態が大切
・メトロノームを使う練習は基礎練習のあとがおすすめ
・ポイントはできる限り長い音を出す練習をすること
いま一生懸命に、高い音やテンポ、良い音、拍数を気にして練習している方は、ちょっと待った!
まずは少しリラックスして、この記事を読み進めていただければと思います。
目次
トランペットのロングトーンのやり方とは?練習方法を解説
トランペットのロングトーンをマスターしたいなら、たくさん息を吸って、「できる限り音を長く伸ばす練習」がぼくのおすすめです。
まずはメトロノームやテンポ、音程の概念は置いておいてOK!
学校でトランペットを学んでいる人などなら、メトロノームを使って練習している人も多いと思いますが、最初は使わなくて良いです。
メトロノームで4拍や8拍の長さを刻みながら、長く伸ばせるようにする練習をしている人も多いと思いますが、この練習はもう少し後でやるのが効果的です。
最初にやることは、唇(くちびる)をリラックスさせて自然と長く伸ばせるポイントを見つけることです。
トランペットのロングトーンは唇のリラックスが重要
最初から「しっかり音を伸ばして、音程をあわせて、良い音を鳴らして…」と考えていると、焦ってしまうと思います。
まずは心を空っぽにして、いや、リラックスして、長い音を出してみてください。
「音が長く伸ばせている」ということは、「楽な唇が作れている」という証拠です。
逆に楽な唇が作れていないと、音は長く伸ばせません。
伸ばせるようになったら、次の練習へとステップアップさせていきます。
トランペットのロングトーンは、どの音で練習すべき?
トランペットのロングトーンの練習をするとき、なんの音を出して練習すれば良いでしょうか?
結論、どの音でも同じなので、なんでもオッケーです。
でも、迷ったらまずは真ん中の低いFの音でやってみてください。
ちなみに、ハイトーンでロングトーンを出す練習方法は、後述しています!
【トランペットのロングトーン】音の調節方法
ロングトーンの練習では、音が伸ばせるようになってきてから、音程を調節していくのがおすすめです。
ポイントは、たくさん息を吸うこと!
でも、唇が自然な状態で音が出せていないと、音がつまづいてしまったりするはずです。
しっかりと息を吸って、自然な状態の唇で音を出せていることが、ロングトーンをマスターさせるための基本です。
【トランペット】ある程度長く伸ばせるようになったらメトロノームを使おう!
決まった拍数ぶん伸ばす、というのはとても大切です。
でもまずは、音を長く出し続けられるようになってから、メトロノームを使って希望の拍数ぶん伸ばす練習をする、という順番がベストだとぼくは思います。
ロングトーンは全てのベースにあるものであり、マスターすることはとても大切です。
ロングトーンは、どんな曲を吹いたり、練習するにも必要となるものです。
ベースにあるからこそ、マスターすることで大きなステップアップにつながると思います。
繰り返しになりますがまずは、たくさん息を吸って、自然にリラックスした状態の唇を作って、長く伸ばす練習をするのが一番の上達方法です!
ハイトーン(高音域)をロングトーンで出す方法とは?
ハイトーン(高音域)をロングトーンで出したい!と思っている方も多いのでは?
高い音を出すときにも、基本的にはやり方は同じで、なが〜く音を出す練習をします。
練習をするときのポイントは、下記の通り!
・最初は小さな音で練習しよう!
・長く音を出し続けてみよう!
・いま出せる最高音を長くのばそう!
力強くなくても良いので、「いま出せる最高音」を「長くのばす」練習をしてみてください。
小さな音でも良いから、とにかく「長く出し続ける」ことが大切です。
イメージとしては、PPPくらいの音量で大丈夫です!
長く出せるということは、楽な唇ができているということ。
逆に、音が長く伸ばせなければ、もっと吹きやすい唇の形を意識してみてください。
▼高音域ロングトーンの練習の流れ
①小さな音で限界の高音を長く出す
②高音の限界値を知り少しずつ高くする
③大きな音で高音ロングトーンを出す練習をする
実は、「小さい音」で「長く」音を出すというのは、とても難しいです。
まずは小さな音で練習してから、大きな音でロングトーンを練習してみてください。
でも、高い音でロングトーンというのは、とても難しいもの…。
難しいからこそ、練習の順序が大切です。
小さな音で高音を長く出す練習から、高音の限界を上げつつ、大きな音で出せるようにしていく流れで、じっくり練習してみてくださいね!
【まとめ】トランペットのロングトーン練習は唇の見直しから!
最後に、みなさんに質問なのですが…
ロングトーンは何のためにやるのでしょうか?
練習の目的は、なんだと思いますか?
ロングトーンの練習って、ロングトーンができるようになるためにするのではありません。
練習の最終的な目的は、よりかっこよく、うまく曲を吹けるようになることであるはずです。
ロングトーンは、ただまっすぐ音を長く伸ばすものではないのです!
「どうすればどうよくなるかな」というのがわかるようにするのが、練習の目的です。
最初から長く・テンポよく・音程よく・良い音が出なくても、焦る必要はありません。
ロングトーンが出せる、自分にとってのベストな唇の形を見つけながら、自分と向き合って練習をしてみてくださいね!
✔️ニイヤマッスルが直接レッスンします!
群馬県のトランペット教室「新山トランペットレッスン」では、ぼく「ニイヤマッスル」が直接みなさんに、トランペット指導をさせていただいております!
「ロングトーンがどうしてもうまくいかない」
「どう練習すれば上達するかわからない」
「吹き方が間違っている気がするから見てほしい」
など、初心者さんから上級者さんまで、マンツーマンでレッスンをご提供します。
また、「群馬県まで行くのは遠い…」という方に向けて、オンラインレッスンも開始しました!
ご用意いただくものは、トランペットとトランペットの練習ができる環境だけです!
もちろん、ご自身が練習している楽曲なども、ご自由にご用意いただいてOKです!
1人ひとりにあわせたレッスンをご提供可能なので、お気軽にご相談くださいね♪
✔️ロングトーンの実演をしました!
下記の動画では冒頭にて、ぼくが体をはって1分ほど、ロングトーンを実演しています。
今回ご紹介した練習方法を実践していただくと、どのようなロングトーンがマスターできるかを、ご確認いただける動画です♪
それでは今日も、トランペットの練習を楽しんでいきましょう!
また次回の記事を、お楽しみに♪