トランペット教室(新山トランペットレッスン)を運営しております「ニイヤマッスル」こと新山泰規です!
トランペットを学びたいみなさん、ブログまでお越しいただき、ありがとうございます。
今回は、トランペットの「チューニングB♭」ってなに?
もっと高い音を出すにはどうすれば良い?という疑問に、お答えします!
結論、トランペットを吹くうえで「チューニングB♭」は基準になる音なので、楽に出せないとまずいです。
いろいろとご意見あると思いますが、トランペット講師をするぼく個人としての意見です!
▼この記事でわかること!
・トランペットのチューニングB♭とはどんな音?
・チューニングB♭がうまく出せないときの練習方法
・チューニングB♭より高い音が出ないときの練習方法
この記事では、トランペットのチューニングB♭とは何かから、チューニングB♭をきれいに出す方法や、それより高い音をうまく出す方法まで、徹底解説します!
目次
トランペットの「チューニングB♭(べー)」とは?どんな音?
トランペットを始めるとまずは、「チューニングB(ベー)」という言葉を耳にすると思います。
チューニングB♭とはつまり、「トランペットの基準になる音」のことです。
チューニング=音をあわせる行為のこと
トランペットの「チューニングB♭」の音をピアノで弾くと、「シ♭(フラット)」の音になります。
ピアノでは「ドレミファソラシド」と言われるように、基準になる音といえば「ド」です。
一方でトランペットでは、基準になるのが「チューニングB♭」になります。
ちなみに「B」を「べー」と読むのはドイツ語読みをしているからで、英語で読むなら「ビー」ですね。
トランペットはベーの音から始まる楽器なので、「B管楽器」と呼ばれています。
なぜチューニングB♭の音が大切?B♭でチューニングする理由
トランペットの「チューニングB♭」は、ピアノのドレミファソラシドで言う「シ♭」の音ですとお伝えしました。
ピアノ経験者なら「なぜそんな中途半端な音でチューニングするの…?」と思うかもしれませんね。
なぜなら、ピストンなど何も押していない状態で出せるの音が「(チューニング)B♭」だからです。
これは実はトランペットだけでなく、ホルンやトロンボーン、チューバなどの金管楽器のほとんど、さらにクラリネットやフルートなどの木管楽器の一部も同様…!
楽器の形や音色がまったく違っても、チューニングB♭である「シ♭」という音であわせるよう合図をすることで、みんながチューニングしやすい、というわけです♪
トランペットの「チューニングB♭」が出ない!徹底的に練習しよう
「チューニングB♭」という音は本当に楽に、いつでも出せるようになっておかないと、その後の練習でつまずきます。
ぼく自身は、チューニングB♭からスタートしました。
ぼくが生徒さんと練習するときには、「チューニングB♭」は「いつでも出せる音」にするべきだと思って、生徒さんとレッスンをしています。
「せ〜の!」ですぐに吹ける状態でないといけない、というのが個人的な意見です。
ここからは具体的に、チューニングB♭の音を出す練習をしていきます。
【トランペット】チューニングB♭の音を上手に出す練習方法
まずトランペットでチューニングB♭の音を出したら、可能な限り力を抜いて、なるべく長く伸ばしてみてください。
吹くときのポイントは、下記2点!
・なるべく音を長く伸ばすこと
・音量は小さく伸ばすこと
「ふ〜」と息だけを出すときと同じ感覚のままトランペットをつけると音が出る、という唇を探してみてください。
息を出したら、そこにトランペットをつけて音を鳴らします。
これを「エアータンギング」と言います。
このとき、「どうすれば長く伸ばせるかな」というのを意識してみてください。
唇の出口はちょっと閉めて、息を出して音を鳴らすのがコツです!
長く伸ばせるということは、それだけ楽に音を出せているという証拠ですよ♪
「チューニングB♭」をもっと楽に出す練習方法
チューニングB♭を出すときは、とにかく本当に力を抜いて、長く音を出し続けるという練習をします。
具体的には、唇の10cmくらい先に手を置いて、息を当てる練習をしてみてください。
息だけであれば、手にしっかり息が当たる、という人は多いはずです。
それを「トランペットをそのままつけたら音が鳴っちゃった!」という状態にまでしてみてください!
唇だけで10秒息を吹き続けるのは、そこまで難しいことでは無いはずです。
そこで、「トランペットをつけたら急にキツくなってしまう」という人は、息だけを吹く状況にどれだけ近づけられるか、を意識してみてください。
チューニングB♭から上の音を出す、というのは、そこから先の話です!
チューニングB♭をマスターした!より高い音を出す練習方法
チューニングB♭が出せるようになったら、同じようにもっと高い音で練習してみてください!
このときもなるべく楽に、長く伸ばせるように練習するのがコツです♪
上の「ソ」の音まではとても楽に、いつでも出せるようにするのが大切だとぼくは思います!
楽にチューニングB♭を出せる唇の形や息の出し方を感覚でマスターしたら、そのまま音を高くするだけです。
音を高くするからといって、特別に吹き方を変える必要はありません。
無理をしないと音が出ない状態では、曲を吹くのが難しくなるはずです…!
どうしてもチューニングB♭が安定しない…どうすれば良い?
どうしてもチューニングB♭がうまく出せないなら、まずはチューニングB♭より4つ音が下がった「ソ」、つまり「F」の音を出して練習してみてください。
すごく楽に音が出せるのでは無いでしょうか?
その感覚と同じように、チューニングB♭も出してみてください。
自分自身が楽に音を出せるときの唇の感覚を実感したら、そのまま他の音も出してみる、という流れで練習してみましょう!
チューニングB♭が出ないのは吹き方の問題かも?
チューニングB♭がうまくできない人は、まず唇のセッティングから確認してみてください。
唇のセッティングがうまくできていないと今後、チューニングB♭だけでなく高音も、うまく出せません。
まわりに先輩や先生がいるのであれば指導をあおぐのが大切ですが、いないのであれば一度で良いからトランペット教室に足を運んでみるのがおすすめです。
トランペットは特に最初が肝心。
吹き方や構え方、唇のセッティングを間違えて進んでしまうと今後、高い音が出なくなったり、曲に合わせて良い音を出せなくなります。
へたにクセがつく前に、お近くのトランペット教室へ足を運んでみてください!
プロに見てもらうと、案外すぐに解決するはずです♪
ぼく「ニイヤマッスル」はオンラインレッスンも受け付けておりますので、お近くにトランペット教室がないという方はお気軽にご予約ください!
【まとめ】トランペットのチューニングB♭は最初にマスターしよう!
トランペットの「チューニングB♭」は「チューニング」と呼ばれるくらいなので、中心になるとても重要な音です。
ちなみに、チューニングB♭より高い「ソ」くらいまでの音というのは基本的に、まだ「高い音」では無いと、ぼくは思っています。
まずはチューニングB♭を簡単に出せるようになるまで練習し、マスターするのが大切です!
できるようになったらそのまま、高い「ソ」まで簡単に吹けるように練習しましょう♪
✔️ニイヤマッスルとレッスンしませんか?
ぼく「ニイヤマッスル」は、群馬県のトランペット教室「新山トランペットレッスン」にて、マンツーマンでレッスンを行っております!
「チューニングB♭の音がどうしてもかすんでしまう」
「チューニングB♭より高い音がきれいに出せない」
「自分の吹き方があっているかみて欲しい」
など、初心者から上級者さんまでレッスンを受けにお越しくださっています!
「群馬県は遠い…」というかたは、Skypeでおこなうオンラインレッスンもございますので、お気軽にご相談ください!
トランペットと、音を出せる環境だけご用意いただければ、お時間は柔軟にご対応いたします♪
トランペットは、明るくて伸びやかな音が美しい楽器です!
ぜひ気持ちよく音を出して、楽しく練習しましょう♪
今回の内容はYouTube動画でも実演を交えて詳しくご紹介しているので、あわせてどうぞ!
YouTube:トランペットでチューニングB♭より高い音を楽に出す方法を解説
▼あわせて読みたい